基礎配筋検査に立ち会った。
立ち会うという意味は、私本人の設計事務所検査以外に、
検査があったということです。
よくあるのは、確認申請業務の中で、中間検査や完了検査が行われる。
耐震偽装では、この検査がいい加減だった事が表面化した。この事件を受けて、各自治体は、検査の強化に乗り出していて、
富士市でも規模に関らず住宅には、全面中間検査が求められる事になった。
この中間検査は、上棟後屋根ができたときのことで、今回の時期ではない。
それでは、何の検査かというと、
SE構法(SE工法)の「重量木骨の家」構造的検査となる、保証に絡む住宅性能保証制度の検査となる。
確認申請業務が、建築基準法に違反していないかの確認であれば、こちらは設計図どおりに工事されているかのチェックと言える。
各工事ポイントで、設計事務所の設計監理があるのは
当たり前として、別組織の検査の2重チェックが
あるということです。
さて、配筋検査である。
次の日にコンクリートを打ちたいので、問題があればすぐに
対処できる体制で臨んだが、すんなりと終わった。
鉄筋量は凄く多いが、組み方が難しくなかったので、
問題箇所になりそうなところはなかったのだろう。
もちろん、鉄筋やの腕もいい。
ここで、簡単な鉄筋の検査のポイントを挙げる。
施主が、自分の住宅の基礎を見る参考にしてもらえばいい。
構造図とにらめっこする必要がない方法で説明する。
①全体にきれいであるか?
②かぶりが取れているか?
③定着長さの確保はされているか?
①全体にきれいであるか?
配筋のピッチは計るにこした事ないが、全体に眺めて、
鉄筋が整然と組まれていれば、美しく見える。
これは直感的にシロートでも判る。変に詮索しないで、直感を信じた方がいいときがある。
②かぶりが取れているか?
鉄筋はさびやすく、コンクリートで保護されている。
そこで重要な事が、鉄筋と型枠の距離となる。
型枠に極端に近づいていたり、底がゆがんで一部沈んで
いたりしないか見るといいだろう。
③定着長さの確保はされているか?
鉄筋の太さが違ったり、一本でいかない場所は、
鉄筋を重ね合わせてつなげる事となる。
床と壁の立ち上げでは、この定着長さが大切。
太ければ溶接するが、一般の住宅基礎に、
そのような太さは使わない。
13ミリの太さが通常だから、50cm強重なって
いれば、大丈夫だろう。
注意!
厳密には場所、太さ、設計判断で、細かい数値の違いがある。
ただ、それこそ専門的判断になってしまうので、
施主がどのようなポイントを見ればいいのか、
簡略に説明しました。
疑問があるときは、必ず監理者に聞いてください。
なお、自邸の基礎は住宅といっても、地下はコンクリート
の建物で、一般の住宅基礎とはかけ離れた鉄筋量なので、
一般的にはこんなに鉄筋がありません。
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