見学会

建築見学会(吉行淳之介文学館、ねむの木こども美術館編)

A組(掛川城)と掛川市庁舎の駐車場で合流し、一路「ねむの木村」へ。掛川市街地からすぐに山深いのどかな風景に変わりました。やがて村入口の看板があり、そこからは大型バスがやっと通れる奥深い自然の中を走りました。ねむの木村は、ねむの木学園を中心とした、学園、施設、美術館等が点在する花と緑と福祉の里です。時折点在する建物の屋根は、村全体で統一されているようでした。











吉行淳之介文学館
設計 中村昌生 静岡県掛川市(ねむの木村内)1999年竣工

数寄屋建築の名手、中村昌生氏による美しい佇まい。ねむの木村周辺はちょうど桜が満開。裏山の新緑と平屋の茶室がきりっとした空気の中、凛とした姿に見とれてしまいました。時間がなかったこともあり、吉行淳之介の展示物より、建築の細美、おさまりなど、食いつくように皆さん見学していました。少しの時間でもスケッチを描いている方もいらっしゃいました。次回、ゆっくりと見学したい場所です。きっと紅葉も美しいだろうなあ。













ねむの木こども美術館
設計 藤森照信+内田祥士 静岡県掛川市(ねむの木村内)2007年竣工

見学会最後の目玉は「どんぐり」。ドーム型の屋根が特徴の美術館は藤森照信+内田祥士の設計。藤森葺きと言われる「手もみ銅板」が建築のフォルムを決めている。内田祥士氏はこの自由曲線の屋根を支え、雨漏りの危険を押さえるために、内部に幾何学的構造を要した2重屋根を構想。この仕掛けは、内部からも外部からもわからない。藤森氏は草原の大地にマンモスが出現したイメージだったそうであるが、ねむの木学園側の言うどんぐりの方が奥深い山の中の自然に対してあっている気がする。ご近所に見事な満開の枝垂桜があり、皆さんその民家を訪問。あまりの見事さに、感激がそちらに持っていかれた感もあるが、建築は自然には勝てない。どんぐりも自然に溶け込んでかわいらしく建っていましたよ。

ねむの木学園のHP
http://www.nemunoki.or.jp/index.html

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建築見学会(資生堂アートハウス・掛川市庁舎編)

4月9日に「第4回アメリカ広葉樹輸出協会見学会」が行なわれました。これはJIA関東甲信越支部住宅部会とアメリカ広葉樹輸出協会の共同企画での催し物です。広葉樹を使用した床材工場見学とその地方(掛川)にある建物を見学するツアーです。

7時渋谷に集合、10時30分静岡県金谷の佐藤工業工場に到着。午前中、工場見学。掛川グランドホテルにて昼食会のあと、A組(掛川城、二の丸茶室コース)B組(資生堂アートハウス・掛川市庁舎コース)に別れて見学。3時過ぎ合流して、吉行淳之介文学館、ねむの木子供美術館を見学。5時に現地を出発し、東京へ帰る。というハードな一日バスツアーでした。

昼食後、A組(掛川城、二の丸茶室コース)B組(資生堂アートハウス・掛川市庁舎コース)に別れて見学しました。私はB組に行きましたので、そちらを紹介します。資生堂アートハウスと掛川市庁舎は新幹線の線路の南側と北側に位置し、お互いが見える場所にあります。最初に資生堂アートハウスに向かい、徒歩で移動しました。









資生堂アートハウス(1980年日本建築学会建築賞)
設計 谷口吉生. 高宮真介 / 静岡県掛川市. 1978年竣工
http://www.shiseido.co.jp/museum/

内部は撮影禁止なので、外観のみ紹介。駐車場を降りて、右手に資生堂企業資料館があります。資生堂アートハウスの存在はわからず、整備された芝生の丘陵地の中を歩いていくと、徐々にその姿を現してきました。芝生の中にひっそりと佇んでいる様に見えます。正面にやってくると、その存在感がましてきます。少しずつ風景の中から現すアプローチの妙を感じました。時折通過する新幹線の音以外は、とっても静かでのどかな場所でした。











掛川市庁舎(1998年日本建築学会建築推奨)
設計 日建設計(林昌二)静岡県掛川市. 1996年竣工
http://www.nikken.co.jp/ja/projects/index.php?JOBNO=N880051&SEL=BLD&BLD=100

「市民に開かれた庁舎」をまさしく形で示しています。内部空間は大きな吹き抜けの一体空間。階段状に上階に沿ってセットバックし、アトリウムと職務スペース(窓口)の間には、市民の憩いのスペースが各階設けてあります。下からも上からも一望でき、市民が用事のある課をひとめで見つけることができる、明るい庁舎でした。最上階のパラボラアンテナのような外観の場所は、議場でした。円形に席が配置され、同じ立場で議論できるように配慮したそうです。また目線を同じくするように、傍聴席も同じ高さで周りを囲んでいます。これらは掛川市が設計者に要望したことだそうです。市民と行政が身近にあることが感じられました。

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完成住宅見学会 お礼(茨城県水戸市)

7月14日(土)15日(日)両日とも雨になりました。
15日(日)は台風直撃で、かなり激しく降りました。

そんな、足元のわるいなかを、ご来場いただきました皆様、
ありがとうございました。

なお、雨により当日これなかった方には、
個別にご連絡いただければ、ご案内の機会を
設けさせていただきます。

お気軽ご連絡ください。

●「傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会終了

■場所:茨城県水戸市千波町
設計:中澤建築設計事務所
施工:(有)クルス工務店

アートディナー中澤建築設計事務所

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オープンハウス 完成住宅見学会(茨城県水戸市)

あいにく台風がやってきますが、雨天決行です。
明日の方がまだ雨が少ないでしょうか。
駐車場もありますので、車でのご来場もOKです。

●「傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会

開催日:7月14日(土)15日(日)
AM10:00~PM4:00

■場所:茨城県水戸市千波町
設計:中澤建築設計事務所
施工:(有)クルス工務店

案内マップ

見学会の詳細は、オープンハウス情報をみてください。

アートディナー中澤建築設計事務所

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番外編5(水戸の完成見学会、床暖房と白いタイル)

Blg07117a

見学会案内チラシ

今回の水戸の住宅も、蓄熱式床暖房を施しています。
25畳のリビングダイニングルームは、天井も高く、
蓄熱式床暖房がないと非常に寒くなるか、
エアコンなどの光熱費が以上に高くついてしまいます。

逆に言うと、蓄熱式床暖房を行なうことが前提で、
こうした大空間が生まれています。

蓄熱式床暖房はもちろん、廊下、洗面所、浴室、トイレにも
施しました。
全部で50畳分くらいが、床暖房されています。

Blg07117d

さて、今回は、廊下の床に白いタイルを使いました。
タイルは床暖房と相性が良くて、最近使うようになって来ました。
白いタイルは、玄関入ったときに、清潔感を出します。

また、無垢の階段とパティオからの光が美しく魅せます。
このタイル、夏はヒヤッとして気持ちいいですよ。

Blg07117c

●「傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会

開催日:7月14日(土)15日(日)
AM10:00~PM4:00

■場所:茨城県水戸市千波町
設計:中澤建築設計事務所
施工:(有)クルス工務店

案内マップ

見学会の詳細は、オープンハウス情報をみてください。

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番外編4(水戸の完成見学会、ベールにつつまれたパティオ)

Blg07097c

最後にパティオ(中庭)のタイルが張られた。最後になったのは、
足場がかかっていたから。
基礎工事のときも、最後に土間コンクリートを打っていたな。
(写真中央の位置)
Blg07097d

タイルは、お施主さんと何度も検討して、最終的には
お施主さんの好みで市松模様になった。
今回は、植栽が一切ない。これは周りが雑木林で、
どこを見ても緑が見えるので、逆に何も置かず、
それこそスペインのパティオのようにしようと話し合った。

パティオ(中庭)については、
建築家の自邸VOL 47(試みた設計事例 パティオ)
で書いているので、読んで見て下さい。

私が定義しているパティオは、四方が建物に囲われているか、
塀等で敷地外とパティオ内部の視線をさえぎっている構成
の時としています。

つまり、外からはうかがい知れない状況です。
そして家の中に入って、初めてその存在を知ります。

まさしく、水戸の「傾斜地に建つパティオのある家」は
外からは存在がわからないのがコンセプトです。
まさか傾斜地にパティオがあるなどとは、夢にも思いません。

ですから、今までベールにつつまれていました。
建築家自邸物語の実家の玄関前パティオとは、
まるで違う手法です。

今回は、ほんの少しベールにつつまれたパティオを。
お見せしましょう。

よく見たい方は、どうか見学会に遊びに来てください。

Blg07097a
Blg07097b

●「傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会

開催日:7月14日(土)15日(日)
AM10:00~PM4:00

■場所:茨城県水戸市千波町
設計:中澤建築設計事務所
施工:(有)クルス工務店

見学会の詳細は、オープンハウス情報をみてください。

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番外編3(水戸の完成見学会、丸太梁)

Blg07087e

水戸の住宅の見所は、なんといっても平屋の大空間のリビング。
杉板の斜め天井と白い珪藻土壁が
光と影のコントラストを見せてくれる。

そしてその目玉が丸太の梁である。

お施主さんの強い希望で実現したのだが、
一口で丸太梁といっても、実現にこぎつけるのは
大変なこと。大工さんの力の賜物です。

いろんな条件が揃って、このリビングは出来上がった。

①手に入れる環境が残っている土地柄。
全国のどっかからもって来ればいいって物でもない。
なぜなら、昔と違って、丸太が乾燥して材木市場に
入っている都合のいい世界ではないって事。
しかも、曲がってないといけない。

結果、山に探し歩いてもらって、切り倒してもらった。

②乾燥させる時間があった。
乾燥していない生の木を、やっとの事手に入れたのだが、
すぐには使えない。重くて動かす事もできないのだ。
設計中から探してもらい、早い段階で手にいれる。

お施主さんと工務店が親戚だったから、契約前でも動けた。

③上棟まで、基礎工事が長くかかる予定だった。
地下車庫と、複雑なステップフロアーの基礎だから、
当初から基礎工事に数ヶ月要する予定で、
その間に乾燥の時間があった。

Blg07087b

Blg07087c

④「キザミ」ができる優秀な大工。
昨今はほとんどがプレカットで、上棟までは機械任せの世界。
しかし、曲がった丸太梁は、人間の手で従来のノミで加工する
ほかない。機械には決してできない芸当。
木の特性、実寸での勘、普段から「キザミ」で腕を磨いている
大工でないと、曲がった丸太梁は扱えない。

Blg07087d

⑤時間がかかる事を施主が了解する器量。
どうしても時間がかかってしまう可能性が高かったが、
お施主さんがそうした条件を了解し、丸太梁をかけたいという
強い願望の元、我々も安心して実現へ進めた。

⑥凄く高いと思われるかもしれないが、丸太梁そのものの
値段は、銘木じゃないので、びっくりするものでもない。
上記のステップを無視して、全国の乾燥した銘木を
お金を湯水のごとく使えば、手に入れられるかも知れないが、
それは、家づくりとは違う世界。見得の世界だと思う。

どのように手に入れて、どのように加工するかという
ステップがわかってこそ、価値もわかるというもの。

その過程をお施主さんは見てきたので、満足してくれています。

Blg07087a

●「傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会

開催日:7月14日(土)15日(日)
AM10:00~PM4:00

■場所:茨城県水戸市千波町
設計:中澤建築設計事務所
施工:(有)クルス工務店

見学会の詳細は、オープンハウス情報をみてください。

アートディナー中澤建築設計事務所

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番外編2(水戸の完成見学会のコンセプト)

「傾斜地に建つパティオのある家」
コンセプトの変貌

①当初案では、中庭を建物が全体に囲む
「ロの字」型でした。
しかしこの案は、建物が大きくなり、
車路の為の土工事が崖工事も伴うことになり、
全体予算オーバーとなり、断念しました。

Blg07047a

②「コの字」型として、崖側を開放しました。
2部屋分の面積がなくなり、
室内の配置はすっかり変わりました。
車庫も90度入口が変わりましたが、
コンセプトのスキップフロアーと中庭は
そのまま残っています。
土工事を縮小することが出来ました。

Blg07047b

③中庭をパティオにする案が、どうしても忘れられず、
(中澤は、四方を囲われた中庭をパティオと定義している)
崖側に塀を作ることで、パティオに戻す。
デザインも塀にあわせて、屋根の形を変える。
など、設計最終案となる。

Blg07047c

こうして、初期段階の傾斜地の形状に合わせた配置計画、
周囲の視線をさえぎる中庭パティオという、
二つの大きなコンセプトが守られました。

具体的な特徴として、

●蓄熱式温水床暖房
●パティオ(中庭)
●丸太梁と杉板天井
●スキップフロアー
●タイル張りの外壁
●オープンキッチン
●無垢板の階段
●白いタイルの床
●ホワイトオークの扉
●造作家具の数々

など見所満載です。

●「傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会

開催日:7月14日(土)15日(日)
AM10:00~PM4:00

■場所:茨城県水戸市千波町
設計:中澤建築設計事務所
施工:(有)クルス工務店

見学会の詳細は、オープンハウス情報をみてください。

アートディナー中澤建築設計事務所

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番外編1(水戸の完成見学会のご案内)

Open16a

自邸の工事と平行に、水戸市の住宅を手がけていました。
こちらもまもなく完成します。
完成見学会を、お施主様の御厚意により、開催できる
事となりましたので、しばらくこのブログで紹介していきます。

傾斜地に建つパティオのある家」の完成見学会

開催日:7月14日(土)15日(日)
AM10:00~PM4:00

■場所:茨城県水戸市千波町
■設計:中澤建築設計事務所
■施工:(有)クルス工務店

詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

これから数回に分けて、見所を紹介していきます。

アートディナー中澤建築設計事務所

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建築家の自邸VOL 67(完成見学会の様子、後編)

Blg05317g
完成見学会の様子、前編の続きです。

Blg05317a
⑦階段を下りて1階へ案内します。
階段下に、床暖房の構造模型と説明パネル。
外壁のスタッコラーストの色見本が置いてあります。
見本をメーカーに作ってもらってから、実際の壁にあてて、
色を決めている事を説明しました。
床が一段下がっているので、階段下もオープンに使えます。
この場所は、ソファーを置こうと考えています。

Blg05317b
⑧リビング正面は、中澤克秀の紹介コーナーです。
50分の1の模型と、自己紹介のパネル。富士市での作品
マップや今回の家のコンセプトなど。
テレビでは、施工風景をスライドショーにして、流しました。
パネル作ってほっとしたのか、このコーナーは自分自身
素通りしていた。私が案内できない時には、有効だったかな。

余談ですが、見学会前に電気屋と監督に手伝ってもらって、
テレビを取り付けました。壁掛けは、セッティングが難しい。
置きTV以上に、設計から裏板材まで考慮しておいた方がいいね。

Blg05317c
⑨リビングで目に付くのは、やはりキッチン。
トーヨーキッチンの「ISOLA(イゾラ)type2ペニンシュラ」
キッチンをみて、皆さん「ショールームのようだ」という。
そのイメージで作ったので、うれしい反応だが、ショールーム
的では、使いにくいと思われては困るので、バックの調理台から、
側面の収納まで、使い方を説明。上部の照明格子の製作術など、
細かいこだわりについても見てもらう。

トーヨーキッチンは、東京まで行かないと体験できないので、
富士の人が、3Dシンク(メーカーの得意技)を体験したければ、
いつでもお見せします。

Blg05317d
⑩洗面所を通って、浴室へ。
今回、一番好評だったのが、浴室だったみたい。
白いタイルとトップライトからの光。バルコニーへ続く、開放感。
清潔なお風呂という、イメージを感じてもらえたようだ。
妻の強い要望で白タイルにしたが、よかったと思っている。
浴槽に入ったつもりで、下から外の木を眺めてもらう。

蛇口からは直接、太陽熱温水器のお湯を出して、触ってもらった。
凄く熱くなっていて、自然エネルギーの凄さを体感してもらう。

Blg05317e
⑪高齢者対策の入口が二つのトイレを見てもらい、個室へ。
ここでは、「建築工房わたなべ」の過去施工事例を紹介。
じっくり話しを聞きたい方へ、テーブルと椅子を用意しました。

ここまで案内して、短い人でも1時間を要しただろう。長い人は
2時間近くに及んだ。説明が長すぎてすいませんでした。

「見学会では、普通、居心地の良さは感じられないのだけれど、
ずっと居たくなる家」と言う声も聞かれ、デザイン面に目を奪わ
れがちなところを、私の建築信条が伝わってうれしかったです。

Blg05317h
最後の部屋は、上下の大きな窓から眺める、中庭の「サルスベリ」
が最後に出迎えるといった趣向。眺める角度によっていろんな
表情を見せることができ、自然を取り込む有機的建築になったと
思っています。

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建築家の自邸VOL 66(完成見学会の様子、前編)

今回見学できなかった方のために、完成見学会の内容を
誌上シュミレーションでご報告いたします。

Blg05307a
①車庫前の受付で名前を記入してもらいます。
天気が良く暑かったので、テントを建てました。
HPで前もって予約されたお客さんもいて、
受付で、どなたが担当して案内するか確認します。

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②外壁のスタッコラーストを説明し、外観にふれたあと、
パティオ(中庭)の木を説明。このブログではずっと、
木の種類を秘密にしてきましたが、お答えしましょう。
「サルスベリ」です。庭木としての自然樹形は珍しいので、
めったにお目にかかれません。家の中からいろんな見方が出来る
ことに注目して欲しいと説明して、玄関へ。

Blg05307c
③玄関に入ったら、まずは二階に案内します。
今回は、ルートを決めて、案内することになりました。

Blg05307g
④階段を登り、最初に和室を見てもらいます。
和室と吹き抜けを隔てるふすまを動かし、富士山が見えるように
開放的にした事を説明。南の窓からは、伊豆半島まで、
一望できます。床の間は左官材料が同じでも、仕上げ方で随分
違うという事を感じてもらいました。

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⑤お茶の水屋にも利用できる2階のトイレに案内。
タイルのカウンターに、いまどきの洗面器を紹介。
2箇所に扉があるので、そのまま隣の部屋へ。

Blg05307f
⑥6畳ほどの部屋には、2畳強のバルコニーがついています。
バルコニーに出てもらい、「サルスベリ」の木が手で触れる
関係を説明。下から見上げるのとは違った感覚を体験して
もらいます。部屋の中は、SE構法の説明パネルと、
接合部部分の実物が紹介されています。
こちらでSE構法の耐震性や特徴を説明。

隣りの書斎の窓から見える、中庭の木の見え方に注目してもらう。
建具の収まりを説明して、自作照明器具を見てもらい、
1階へ案内します。

つづきは次回。

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建築家の自邸VOL 65(見学会のお礼)

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先日の26、27日は多数のご来場ありがとうございました。
直前まで雨の予報が、すっかり晴れて、
真夏日となり、暑い二日間となりました。

遠く関東からもお見えになり、いたく感激いたしました。
過去の施主、友人も祝いに駆けつけてくれて、
大変、楽しい見学会となりました。
前日には、東京よりSE構法の担当営業マンと、
構造設計者が、祝いに駆けつけてくれました。

混雑した時間帯もあり、挨拶も交わせなかった、
来客の方には、申し分けありませんでした。

金曜日から準備を「建築工房わたなべ」スタッフが
手際よく行なってくれて、4日間もつきあうと、
アットホームな雰囲気の会社だとよくわかります。

社長の人柄がよく現れていますね。

翌日には、引渡し作業後に仏壇と大きなタンスを
社長の陣頭指揮で、監督、営業マンが
隣りの旧家から、新居に移してくれました。

最後の最後まで「建築工房わたなべ」ありがとう
ございました。

おっと、まだ終わってなかった。
これから引越したら、旧家解体して、外構工事が
残っていた。

まだまだ、ブログは続きます。

あらためて、ご来場の皆様、ありがとうございました。

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建築家の自邸VOL 64(会場でお待ちしております)

いよいよ、明日から二日間、始まります。
見学会は何度もやらせてもらい、慣れたものですが、
今回ばかりは気持ちが高ぶります。

ご来場の皆さんがどのように反応してくださるか、
期待と不安が一杯です。率直な感想待ってます。
見かけたら気軽に声をかけてください。

なんて書くと、凄く広い会場なのかと、勘違い
されてしまいますか。
小さい家です、でも見所満載です。

気合入れて、説明パネル作りましたから、
見学に来たら、読んでくださいね。
工事の様子をスライドショーにしました。
正味15分位のものです。
自分で言うのもナンですが、なかなか見られるものでは
ありません。結構面白いですよ。

「建築工房わたなべ」社長も気合入っています。

そのおかげか、
天気予報も雨から晴れに変わってきました。

当日は、多数のご来場お待ちしております。

「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会

開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30

場所:静岡県富士市今泉
設計:中澤建築設計事務所
施工:(株)建築工房わたなべ

詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

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建築家の自邸VOL 63(完成見学会の見所、手づくり照明器具)

●「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会
開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30
場所:静岡県富士市今泉
詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

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完成に合わせて照明器具を製作しました。
過去住宅でも、施主さんにプレゼントしていて、
とても好評なのですが、作るのが大変なんですよ。

今回は、実家という事で、3箇所も欲張ったので、
間に合わせるのに、苦労しました。
どこについているか注目して見学してくださいね。

今回、製作風景を写真に収めました。どうやって作っているか
ご紹介いたします。


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1、材料
籐・新聞紙・ガムテープ(布)・のり・牛乳パック

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2、形を作る。
新聞紙を丸めて、ガムテープで整えていきます。どのような
形にするか、想像しながら作ります。あまり大きいと、
編むのが大変になるので、直径25cmくらいが目安。

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3、籐を編む
水につけて籐をやわらかくしておいて、適当に編んでいきます。
この編み方がセンスを問われるところです。
細かく編まないとならないので、根気が要ります。

テレビでも見ながらリラックスしてやらないと、
すぐ放り出してしまうでしょう。

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4、型を抜く
中の新聞紙を慎重に抜いていきます。抜き終わると籐だけになり、
これだけでも照明器具になるのですが、ここからが大変です。

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5、牛乳パックをゆでて芯を取り出す。
製作しようとなったら、牛乳パックを捨てないで取って置き、
10個くらい使います。パックを切り刻み、ゆでます。
ビニールのコーティングをはがし、芯の部分だけ取り出します。
ミキサーで細かく分離します。大量に作りバケツにためます。

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6、紙をすく
衣装ケースに水と牛乳パックの芯とのりを混ぜます。のりが
一番高価なので、問屋などで、詰め替え用の大量パックを
買ってきます。1回に500mlくらい使います。

のりと紙の比率は、感覚でしか説明できません。何度も
チャレンジして、丁度いい濃度がわかってきました。

準備が出来たら、根気よく紙をすくいます。

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1回で出来ると思ったら大間違いです。最低10回ほど
繰り返さないと、紙が籐に絡んでいきません。
根気よく続けることです。1回すくうたびに、バケツから
紙を追加して行きます。常に濃度を確認するのがコツです。

面倒になって、濃度を濃くすると、ヘドロのようになって、
今までの苦労が台無しになります。
何度も失敗してきました。焦らないことです。

今回は急いでいたので、風呂の乾燥機を使って乾かしました。
乾いては紙をすくうの繰り返しです。

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これは、NHKの趣味講座の本を読んで、研究しましたが、
いまでは、私の完全なオリジナルになりました。

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建築家の自邸VOL 62(完成見学会の見所5)

今回の完成見学会の見所紹介は、
●犬も走り回れるタイル床
●高齢者対応トイレ
●建築家独自の仏壇コーナー、神棚、床の間
●すべての入口は引き戸
●オリジナル手すり

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●犬も走り回れるタイル床
92歳の祖母の生きがいは、二匹の犬です。シホちゃん、
ピーちゃんと呼んでいます。シェルティの親子です。
現在も、えさの仕度だけは、祖母がおこなっています。

散歩は母の役目です。祖母はもっぱら家で触れ合います。
今度の家では、犬の走り回る広いバルコニーを用意しました。
バルコニーはL型で浴室につながり、犬を洗いやすくしました。
バルコニーの一角に犬小屋を作る予定です。
外にはつながっていませんので、飛び出す心配がありません。

時々、室内に入れます。きっとリビングのタイル床を走り回る
でしょう。キッチンと一体になった室内空間なので、床に段差を
つけました。はたして、タイル床だけに留まらせることができる
だろうか?中澤家は「しつけ」が甘いからなあ。

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●高齢者対応トイレ
トイレのドアが二つある。1階のトイレには二つの働きがある。
パブリックな通常のトイレ、もうひとつは祖母専用トイレの役目。
祖母のベットの横から入れる最短距離のドアを作りました。
ドアを二つにすることで、トイレはひとつで足りました。

実は、2階のトイレもドアが二つあります。
こちらは、廊下を作らないスペースの工夫です。また寝室専用
洗面所の意味合いもあり、和室からは、水屋として利用できます。

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●建築家独自の仏壇コーナー、神棚、床の間
母の注文に、仏壇と神棚を居間に欲しいとありました。
コンパクトなモダンリビングを目指していたので、
日本的仏壇はあいません。目立たないところに追いやるのでは
父も祖父も化けてでてきます。そこで、家具の一部に収納される
工夫をしました。神棚も壁の一部がほこらの様になって、
{部屋の中心にいるのですが、でしゃばらない}という立場に
なってもらいました。

和室の床の間は、利休の「むろ床」の手法を使っています。
何のことか、私に聞いてくださいね。
床框はなく、畳がフラットで続いています。この手法は
私の尊敬する長学寺の茶室「偏屈」で体験し気に入ったので、
使わせてもらいました。

●すべての入口は引き戸
意外に気づかないと思いますが、玄関ドア以外は、すべて
引戸で出来ています。引戸は日本建築文化の象徴で、
必要あれば閉める、通常は開けておくという発想です。
風通しと高齢者住宅を意識した結果です。

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●オリジナル手すり
ようやく、最後にバルコニーの手すりがつきました。
一般にはアルミサッシメーカーの手すりをつけるのだろうけど、
私には強い味方がいる。

幼稚園からの友人で「飯田板金工業」の社長。
ステンレス加工が得意で、過去の住宅では、
何度も製作してもらっている。
遠くは水戸へも出張してもらった。片道6時間の道のりだ。

毎回、二人でデザインを検討し、施主と相談して色を決める。
昨今、ステンレスが大幅に値上っていて、全部に使えなかった
のは残念。予算があるので、しかたがないか。

●「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会
開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30
場所:静岡県富士市今泉
詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

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建築家の自邸VOL 61(完成見学会の見所4)

今回の完成見学会の見所紹介は、
●オープンキッチンと収納家具
●リビング吹き抜けと階段と手すり
●トップライトのある浴室
です。

Blg05227b
●オープンキッチンと収納家具
トーヨーキッチンの「ISOLA(イゾラ)type2ペニンシュラ」
に一目ぼれして、設計を変更。すっきりしたデザインにあわせ、
バックの調理台を引き戸で隠すことにした。

冷蔵庫も中に入れ、見せたくないときには4枚引き戸で閉じる。
これには、母も大賛成。食器洗い機も調理台の中に組み込む。

ISOLA(イゾラ)は吊戸棚がないオープンタイプだから、
調理に立ったときの右側に、調味料入れ等の浅い棚を作る。
この扉と仏壇の扉だけ、色を変えてアクセントとした。
どうやってこの扉が組み込んだか、注目してみて下さい。

Blg05227a
Blg05227f
●リビング吹き抜けと階段と手すり
吹き抜けの1階部分は、リビングスペース。
ダイニングより一段下がった床タイル空間。
高齢者がいるのに、バリアフリーじゃないのかと言われそう。

祖母はすぐ床に座リ込む。それならば、床に腰掛けるようにした
ほうが、いいのではないか。少しの段差は危ないが、25cmも
あれば注意をする。もちろん手すりを使って昇り降りできるので、
家の中でも運動になる。階段下も有効に使えるなあ。
テラスとつながれば、近所の人がここから出入りするだろう。

という事を想定し、思い切って床の高さを変えました。

2階に祖母は上りません。小さい子供も居ません。こうした環境
で、思い切った階段と吹き抜けを作りました。
開放感あふれる吹き抜けは、その分少し危険な感じがするかも
しれません。手すりの製作をわが友人「飯田板金工業」に依頼し、
連続性と開放感を損なわないデザインにしました。

Blg05227c
Blg05227e
●トップライトのある浴室
シンボルツリーを浴室内から眺められるように、トップライト
をつけた。出窓の上部にあるので、外からは覗かれない。
壁は2種類の白タイルを使用。出窓の壁には、モザイクタイルを
貼り、トップライトの光が射し込み、陰影を浮かび上がらせる。
午後1時くらいがいいですよ。

●「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会
開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30
場所:静岡県富士市今泉
詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

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建築家の自邸VOL 60(完成見学会の見所3)

今回の完成見学会の見所紹介は、
●シンボルツリーとパティオ(中庭)
●コンクリート打放し
●左官塗りの白い壁
です。

前回は、ついつい熱くなって、長くなってしまいました。
「話が長すぎる」と言う声もありますから、
これからは簡潔にいきますよ。よろしく。

Blg05217a
●シンボルツリーとパティオ(中庭)
見学の最初に目に付くのが、玄関アプローチの木。
いわゆるシンボルツリー。山で育ったおよそ樹齢20年くらい
の自然樹形を、造園屋の山から探してきました。
とにかく、「枝振りが良かった」そのひとことに尽きる。

材種は当日、私に聞いてください。当てたら、話乗ってきますよ。
あ、話長いのはいらない、お呼びじゃない…
何の木か、道行く人によく聞かれるんです。

見所は、木の見え方。いろいろな角度から眺めてください。
一本の木を多角的に楽しめるのが、今回のテーマ。
中庭に植えたときの効果をとくとご覧下さい。

この木を植えたときの様子を見たい人は、過去ブログみてね。
http://artdinner.cocolog-nifty.com/blog/cat11231698/index.html

Blg05217b
●コンクリート打放し
母の注文はコンクリート打放しだった。地下車庫はコンクリート
打放しで出来るが、木造部分では無理な注文だ。
そこで、塀やバルコニーの手すりをコンクリート打放しにして、
よりコンクリート面が目立つようにした。

道路面からは、コンクリートの建物のようにも見える。
東側や北側からは、純粋な木造のようで、様相が一変。
建物を一周してみてください。

注目はカーブしている塀の厚さ。ちょっとこだわっています。

●左官塗りの白い壁
実をいうと、外壁を白にしたのは、初めてなんです。過去の
お施主さんも、汚れが気になり、白は憧れでも躊躇しました。
自邸ということで、あえて白に挑戦したわけです。
もちろん、母も賛成しました。

左官屋とのやり取りはこちらで紹介しています。
建築家の自邸VOL 46(試みた設計事例 左官材料編2)
http://artdinner.cocolog-nifty.com/blog/2007/03/vol_462_5656.html

材料のスタッコラーストは、内部の壁にも使用しています。
微妙な白の違いと、骨材の大きさで、内外使い分けています。
ほとんど同じ材料なのに、テクスチャーや骨材の違いで、
どのように変化しているのか、注目してみてください。

●「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会
開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30
場所:静岡県富士市今泉
詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

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建築家の自邸VOL 59(完成見学会の見所2)

●「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会
開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30
場所:静岡県富士市今泉
詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

今回の完成見学会の見所紹介は、
●蓄熱式温水床暖房
●太陽熱温水器
●コルクタイル
です。

Blg05207

●蓄熱式温水床暖房(モルタル蓄熱型)
当日は、当システムをパネルと断面模型で説明します。

床暖房についてはこのブログでかなり詳しく書きました。
モルタル蓄熱式温水床暖房で、ここまで具体的に詳しいのは
他にないと思います。
詳しく知りたい方は、カテゴリーの床暖房を見てください。
http://artdinner.cocolog-nifty.com/blog/cat6237170/index.html

簡単におさらいすると、
1、当システムは、モルタルに熱を蓄熱することによって、
輻射型の遠赤外線(低温輻射熱)を放射して、体を暖めます。
人がもっとも気持ち良く感じる暖房方法です。子供や高齢者
にとって安全安心な暖房といえます。

2、設備機器ではなく、建築と一体となった方式なので、
設計施工ノウハウを必要とします。

3、暖房範囲が広いほど、(理想は全館暖房)イニシャルコストや、
ランニングコストが相対的に安くなります。

4、ダイレクトゲイン(窓から射しこむ太陽光が直接モルタルを
暖める)で、熱を蓄熱し直接自然エネルギーを取り込みます。
夏はモルタルがひんやりします。省エネ、エコロジーな暖房です。

5、熱源のボイラーは、灯油、ガス、電気のいずれも可能です。
深夜電力を利用した専用ヒートポンプの開発が待たれます。
専用ヒートポンプで夏は冷水を流す方法が模索されています。
もちろん当システムは、現ボイラーを交換するだけで、
将来的に自然冷暖房が可能となるかもしれません。

6、床材料にはコルクタイルが最適です。材料の選定には慎重に
選ぶ必要があります。

●太陽熱温水器
今までブログでまったく触れていなかったのだけれど、
建築工房わたなべ社長」のリクエストもあって、太陽熱温水器
の説明します。以前、飲み屋で私と社長と設備やさんと話してい
たことです。すっかり忘れていました。社長ありがとう。

屋上に太陽熱温水器がのっています。当日は屋上には出られない
(メンテナンスでしか屋上に出られない)ので、存在をついつい
忘れがちですが、お風呂場の浴槽に給湯管が直結しています。
天気が良ければ、お湯に触れてもらいます。やけどしないように
注意して下さい。

実家では、30年前から太陽熱温水器を利用しています。
ソーラーではなくて、単に太陽熱で水を温水にして、お風呂に
ためるタイプです。昨今はタンクに一時ためたり、専用ボイラー
につなげて、浴槽だけでなく、洗面所、キッチンにも供給できる
システムがあります。このメリットは、毎日コックをひねって
水を屋根に上げる必要がなく、勝手に循環しています。

当初はそうしようと思いましたが、これでは、途中でボイラー
が熱補助したりして、本日のお湯の熱さが実感できません。
太陽の恩恵を受けている実感が薄くなると考えました。

結局は、面倒でも手動で毎日コックをひねる、実に単純な方法に
しました。そのかわり、洗面所内にコックをひねることができる
ような、細工をしました。一般的にはコックが外にあり敬遠され
る理由になっています。
「結局、一番単純なものが一番効率がいいんだよね」
って話になりました。

【自立循環型社会をめざして】
自然エネルギーを利用する試みがいろいろあります。設置さえ
すれば、住む人が何もしなくてもいい便利な物もあります。
私はこう考えます。自然の恵みに感謝する実感があって、
初めてエコロジーだと思っています。ローテクノロジーは、
無駄がありません。そのために、多少の手間をかけることに
喜びを感じる生活が、自立循環型社会を作っていく、第一歩
ではないでしょうか。昔の単純な知恵を見直しましょう。

●コルクタイルってどんなもの?
ワイン栓でおなじみのコルクは、スペインとポルトガルで育つ、
コルクガシの樹皮。成長した木から樹皮をはがし、十年で復元
します。木を伐採することなく採取できる、エコロジーな資源
です。余談ですが、生ハムで有名なイベリコ豚は、
このコルクガシのどんぐりしか食べません。

環境にやさしいコルクは、軽くて弾力があり、保温性が高く、
音を吸収するといった機能を備えています。液体が浸透しにくく、
表面に細かな凹凸がありすべりくいので、水周りにも最適です。

欠点は直射日光による退色が早い事と、自然素材ゆえの手入れ。
半年に一回位、専用ワックスをかけると美しさを保ちます。
ワックスかけは雑巾がけレベルで、容易にできます。

価格は施工込み5ミリで8000円/㎡くらい。無垢フローリング
とはそれほど違いがないだろう。

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建築家の自邸VOL 58(完成見学会の見所1)

本日は構造を紹介します。

●「SE構法・重量木骨の家」
SE構法のこと、正直言って初めて経験したので、
よくわからない。重量木骨の家ってなんのこと?
詳しいことは、見学会で「建築工房わたなべ」のスタッフに
説明受けてください。

「おい、そんなんじゃだめだろう」と言う声が聞こえますね。
そこで、私なりに体験した事を話します。

Blg05197a
1、構造設計の計算書が分厚い。それだけ構造の根拠を示して
いるのだが、構造設計料も高めだな。確認申請書に添付する
書類の量を見て驚いた。木造のレベルではない。

2、木造でありながら、しっかりした計算が根拠になって、
大空間や大開口が可能。耐震性も基準の1.5倍を楽に達成。
そのため、3階建てや、2台並列の車庫が容易に作れる。
在来木造として唯一の工法。今回のような、地下RC、地上
2階木造の混構造などは、土台接合部がしっかりしているので、
むしろ構造計算がシンプルだった。

3、在来木造より頑丈な基礎、構造材料、構造設計料など、
多少高くなるが、鉄骨造やRC造より安いので、従来RCだった
ものでも、木造での選択が可能になった。

4、構造計算の根拠は、木材の強度と金物による接合部。木材の
強度を一定にするため、集成材が宿命。構造材を見せるとなると、
好みの点で気になる。今後集成材の種類や材種が好みによって、
選べるようになるといいなあ。

5、施工業者は登録制で、研修を受けた一定レベル以上でないと、
SE構法を施工できない。そのため、施工のレベルや建築に
対する姿勢が、しっかりしている。

6、電気配線や給排水経路を、施工の早い段階で、具体的に決め
る必要がある。RC造と同じ考えで進めた方がいいみたい。
施主と打合せとなれば、あわただしいが、逆に後は楽になる。
変更は難しいので、綿密な設計打ち合わせが必要。

SE構法に関しては、今後いろんな可能性を秘めているように
感じました。見学会では、メリットデメリット、よく説明を受け
てくださいね。

Blg05197b 余談であるが、写真の現場は、水戸の仕事であるが、こちらは丸太の大梁を使用することで、(施主の希望)
プレカット(工場で構造材を機械が刻む)ではなくて、大工さんが昔ながらの方法で「キザミ」をしている。

同時期にまったく別の工法で家を作ってきたわけだが、
両方の特徴がわかって、有意義だった。

最終的には施主の好みがどこにあるのか、家の目的は?
といった所で、一番合う工法を決めるといいでしょうね。

●「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会

開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30
場所:静岡県富士市今泉

詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

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建築家の自邸VOL 57(完成見学会のご案内)

前回、ちょっと触れた、完成見学会のご案内をします。

「住みながら建てかえる母の家」の完成見学会

開催日:5月26日(土)・27日(日)
AM10:00~PM4:30

場所:静岡県富士市今泉
設計:中澤建築設計事務所
施工:(株)建築工房わたなべ

詳細は、ホームページをみてください。
http://www.artdinner.com/openhouse.htm

これから、見学のポイントを、当ブログで紹介していこうと思う。

完成見学会では、このブログで紹介してきた数々の
工事写真をスライドショーで披露します。
ひとめで「家づくり」の流れがわかります。
現在製作中、お楽しみに。

●「SE構法・重量木骨の家」
●蓄熱式温水床暖房
●太陽熱温水器
●シンボルツリーとパティオ(中庭)
●コンクリート打放し
●左官塗りの白い壁
●オープンキッチン
●吹き抜けと階段
●トップライトのある浴室
●犬も走り回れるタイル床
●高齢者対応トイレ
●建築家独自の仏壇コーナー、神棚、床の間

等など見所満載です。

そして有機的建築を信条とする建築家の、
自然との調和、光と風のハーモニーを是非ご覧下さい。

追申:
建築工房わたなべ社長のブログ「住宅屋の気持ち
にも見学会の案内がされています。
施工者から見た話も面白いですね。

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建築家の自邸VOL 42(現場見学会の様子、後編)

当日の天気はどうだったかというと、好天に恵まれた。
初日の土曜日はやや寒い天気で、外は一日ひんやりしていたので、
玄関に入ったとたん、暖かいことが実感できて、
床暖房日和だった。狙い通り、主催者としてはしてやったり!
の気分。

前日夜から朝まで仕掛けて、朝には室温23度ほどになっていた。
センサーの温度を21度に落としたので、
実を言うと、見学会が始まった10時にはすでに止まっていた。
結局、室温が21度以下になることがなかったので、
見学会中は、お湯が流れていなかった。
それでも、暖かいと連発されて、蓄熱式床暖房の本領発揮。

室温が22度程度でもあったかいのは、まさしく遠赤外線効果。

日曜日は気温が上がってしまい、暑いくらいになってしまった。
センサーの温度を20度にして、当然お湯は流れていないのだが、
人がたくさんやってきて、陽が入ってくると、24度くらいまで
自然に上昇している。時々窓開けて、室温下げたくらいだから、
天気よすぎるのも、う~ん。床暖体感会は難しい。

Blg031307c 朝からひっきりなしに来場者があり、ピーク時はスリッパが無くなって、急遽実家から持ち込んだりした。狭い家なので、(1階のみだったから)いっぺんに、5組20人もいれば身動き取れなくなる。

ゆっくりできなかったお客様すいませんでした。
次回ねらい目は、朝一番か終わり頃がいいですよ。

今回は床暖と構造という2大テーマがあったので、
ついついそちらの説明に力点が置かれた。
建築家が設計した住宅という視点で、何処まで見てもらえたかな。

完成見学会では、そちらに力点をおいて説明しましょう。
私の生い立ちから建築家になるまで、そして現在。
どのような変革があって、こうした設計になったか?
なんて話し誰も聞きたくないか。おいおい一組一日かかって
しまうよってか。

実際、「建築工房わたなべ」スタッフの方が、横で聞いていると、話しがわかりやすかったよ。
おたっきーな人は見学会で私を指名してください。
喜んで建築魂を語りましょう。

Blg031307a ところで、見学会中に友人がギター持ってやってきた。
早速、どの場所の音がいいかやってみようと、三箇所で試し弾きした。吹抜けがだめで、ナナメ天井が一番響いた。まだ、断熱材むき出しだから、これから仕上げていくと、また違うだろう。どのように変化するか楽しみ。
ま、これには伏線があるんですよ。それは今後おいおいと…

Blg031307d いや~、終わり頃に凄く富士山がきれいで、思わず写真撮った。
山肌まで良く見えるほど、何度見ても感動。

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建築家の自邸VOL 41(現場見学会の様子、前編)

昨日、一昨日と現場見学会が行われました。
予想を超える多数の来場者に恵まれ、盛況でした。
この場を借りて、来場者の皆様、ありがとうございました。

このブログを読まれている方が何人もいらっしゃり、
今後もしっかりと報告していかなければと改めて感じました。

今回はこの見学会の内容を誌上シュミレーションで
ご報告いたします。

Blg031207a ①最初に車庫前の受付で名前を記入してもらいます。どなたかのお知り合いか、まったくの飛び込みかお聞きして、担当者がお連れします。

足場をよけながら、中庭(パティオ)を通って、玄関へ。
玄関に入るとまずは第一声。「暖かい!」そうです、
蓄熱式床暖房体感は、玄関扉を開けた瞬間から始まります。

Blg031207b ②スリッパを履いてもらって、右手のリビングスペースへ。
Blg031207c_1  まずは、正面にこの家の50分の1の模型と説明パネル、「中澤建築設計事務所」の過去作品集などを紹介。

Blg031207d ③右手を向かうと、SE構法の説明パネルに、柱梁の接合部の様子がわかる現物模型の展示。こちらでSE構法の耐震性や特徴を説明。経験豊富な「建築工房わたなべ」のスタッフが、ここが勝負と、力を込めて説明します。

Blg031207e_1 ④さらに右を向くと、蓄熱式床暖房の説明パネルと断面模型。私の出番だ。すでに玄関入ったときから暖かい事は証明済み。どうして暖かいのか、何がいいのか?今度は私が力説する。

今回にあわせて、実物断面模型を作ったので、システムを
理解してもらうのに役立った。
ところで、「モルタルって何?コンクリートと違うの?」
という質問が多かったので、お答えします。
モルタルは砂とセメントと水でできています。コンクリートの
中の石(骨材)が入っていないものとお考え下さい。
コンクリートで蓄熱しているところもありますが、
私は尖った砕石が配管を万が一傷つけないか?という心配があり、
均等の熱の広がりもモルタルのほうがいいと考えています。
材料単価はコンクリートより多少高くなりますが。

Blg031207f ⑤玄関に戻って個室の方へ。こちらは「建築工房わたなべ」のSE構法の過去実例紹介コーナー。

Blg031207g 過去何度も共同見学会を開いてきたけど、いつの間にこんなに事例パネルが増えたんだろう。工務店もだいぶ見学会慣れして、試行錯誤しているとの事。

Blg031207h ⑥最後は打合せテーブル。

実際は混雑してくると、このようなコースをたどれなくなるけど、興味を抱かせるものが随所にあるといった感じだった。




じつは2階は今回NG。階段と吹き抜け空間に、まだ手すりが
ついていないので、危ないと判断して、完成見学会までの
お楽しみにしてもらった。

1階だけだと、大きく分けて2空間しかないわけで、
しかも工事中だから、仕上げや外観、設備機器などまったく
ないわけで、長くはならないと思っていたら、皆さん
予想をはるかに超えた滞在時間で、正直驚いた。

最低30分は普通で、一時間くらいのご家族も結構いた。
皆さん、実に真剣で、冷やかしという感じはしなかった。
家づくりを真剣に考えてくれる人が増えていると実感し
うれしくなった見学会でした。

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建築家の自邸VOL 40(見学会前の試運転)

今週初めに床暖ボイラー設置と試運転に立ち会った。
久しぶりの本格的雨だった。この現場になってから、
久しぶりの雨だ。台風並みの風が吹いたが、
雨のかからないところの作業だったので、事なきを得た。

Blg030907a夕方までヘッダー組み込み作業に時間がかかって、お湯を回し始めたのは午後6時過ぎになった。
写真はヘッダーの様子。

Blg030907b蓄熱式は立ち上がりに時間がかかり、しかも初めてとなれば、モルタルが冷え切っているので、確認できるまで相当時間がかかると覚悟した。

ところが予想以上に温まりがはやく、9時には床温度で4度上昇確認できて、最終電車で東京に帰ることができた。

さあ、明日から二日間床暖房体感見学会が始まる。
現場はいつでも見たい人がいれば案内する状態だけど、
なかなかそうは言っても、遠慮されてしまう。

今回のような機会に、興味のある人は気楽に立ち寄って
もらいたいな。

小さい家なので、時間もかからないだろう。
床暖房の資料をそろえてありますから、質問してくださいね。
もちろんSE構法の資料も整え、「建築工房わたなべ」社長が
詳しく説明してくれるでしょう。
社長は、SE構法のプロフェッショナルですから。

床暖房とSE構法が説明のメインだけど、忘れてならないのが、
家そのものが見所満載ってこと。

●建築家の設計とはいかなるものか?
●何処にこだわったのか?苦労した点は?
●他の作品とは違うのか?
など、自邸ならではのお話もできるでしょう。

工事途中だからこそ、現場主義の私の「家づくり」の一端を
感じてもらえれば幸いです。
工務店「建築工房わたなべ」ともども、お待ちしております。

現場見学会
3月10日(土)・11日(日) AM 10:00~PM 4:30
「重量木骨の家」蓄熱式床暖房体感会のご案内

中澤建築設計事務所のHP

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建築家の自邸VOL 39(現場見学会のお知らせ)

ここのところ長々と床暖房のこと書いていたのには意味があって、
ずばりその理由はこれです。

「重量木骨の家」蓄熱式床暖房体感会 
3月10日(土)・11日(日) AM 10:00~PM 4:30

詳細は「建築工房わたなべ」のHPで紹介しています。
「重量木骨の家」蓄熱式床暖房体感会のご案内

を行うことになりました。

Blg022807a
建築工房わたなべ」得意の次世代構造のSE構法が見られる構造見学会と蓄熱式床暖房の体験をしてもらおうと、
わたなべ社長とスケジュールを相談しました。

私も完成見学会は何度も経験があるのですが、工事中をお見せするのは初めて。しかも床暖房の試運転を体感してもらうことなど、考えてなかったんですが、じつは完成は初夏で、完成見学会で床暖やっても、効果がわかってもらえない。それじゃ寒い冬に感じてもらおうと、床暖工事を早めに進めました。でも暖冬なんだよね…

Blg022807b 蓄熱式温水床暖房の体験だけでなく、構造部分も重要です。完成してしまうと、内部がどうなっているかさっぱりわからず、SE構法の特徴も説明できませんよね。


「百聞は一見にしかず」裸状態をその目で見てもらうのが一番。
もちろんブログでは紹介しきれなかった話、疑問にもお答え
します。気軽に声かけてください。

ところで、この現場見学会、「静岡県労働金庫 ふもと会」
主催の「家の現場見学会」の一環で、
富士市の10数件の工務店と同時開催します。
スタンプラリーで、3件の見学会に回ると、お米券くれるそう
ですよ。是非いろいろ見比べてもらえれば、
建築家の設計がどういうものかわかって貰えると思います。

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